一人ひとりにフィットした支援で
可能性あふれる未来へ
「Kokua」のホームページにお越しくださり、ありがとうございます。
当事業所は、保育園や幼稚園から小学校5年生までのお子さまを対象とした「児童発達支援と放課後等デイサービス多機能事業所」です。
大切なお子さまについて、このようなお困りごとはありませんか?
お子さまとご家族の方が望む生き方ができるよう、一人ひとりに徹底的に合わせた支援をするのが、自閉症特化型の当事業所の特徴です。
お子さまが豊かな人生を自分の足で歩むためには、今のお困りごとを解決するだけでなく、10年後、20年後…と未来を見据えた自立支援が、必要です。
- 園や学校でのトラブルに疲弊している
- 我が子への適切な接し方が分からない
とお悩みを抱えている保護者の方にぜひご一読いただき、少しでもお力になれればと思っております。
秋田県初・唯一の自閉症専門福祉事業を展開
こんにちは。株式会社OHANA代表・佐藤宏満です。
12年間の福祉業務経験を活かして、
- 自閉症特化型生活介護事業所 Kai(カイ)
- 自閉症専門シェアハウス Pila(ピラ)
- 重度訪問介護 Ilmare(イルマーレ)
など、秋田県初で唯一の自閉症専門の福祉事業を運営しています。
今までに、
- 軽度の方から重度の方
- お子さまから成人まで
計100名以上の自閉症の方と関わってきました。
そして2024年6月、児童発達支援と放課後等デイサービス多機能事業所として「Kokua」を開業しました。
開業に至ったきっかけやKokuaについてお話していこうと思います。
「Kokua」ができるまで
成人期からの支援では限界があるケースも
運営している生活介護事業所では、重度の強度行動障害(自傷、他害、破壊行動など)がある方がいらっしゃいます。
そのような方に対してわたしたちは、主観や経験に基づいた感覚的なアプローチではなく、専門家のコンサルを受けながら「科学的に証明されているアプローチ」を用います。
その結果、
- 外出できなかった方ができるようになった
- 昼夜逆転していた方が事業所に来れるようになった
- 自分でできなかったことができるようになった
など、利用者さまによい変化が見られ、ご家族の方々にも喜ばれています。
ただ、その一方で、
「数年単位という長い時間をかけないと変わるのは難しい…」
というケースも。
たとえば、コミュニケーションのひとつとして他害行為をする方は、何十年と繰り返している場合、なかなか改善できません。
成人期から教えるのは、時間がかかりすぎるなど、限界があるのも事実です。
当事業所にたどり着くまでに、
- 状態がかなり悪化した方
- 複数の事業所から受け入れ拒否された方
もいらっしゃることから、
- 小さいうちから適切な療育ができていたら、もっと未来が変わったのではないだろうか?
- お子さまから成人まで、支援をストップさせない仕組みが必要だ
と思うようになり、児童発達支援と放課後等デイサービス多機能事業所として「Kokua」を開業いたしました。
幼少期からの自立支援でよりよい未来を
Kokuaでは、お子さまに合わせた適切な支援を心がけています。
特性や状態、得意なことなどは一人ひとり大きく違うもの。
その“違い”を最大限尊重し、たとえばスケジュールひとつとっても、一人ひとりに合わせて綿密に作っています。
慣れてくると、スケジュールを自分で考えてくれるお子さまも。
熱心に楽しく取り組める仕組みにしつつ、できる限り自分でできることを増やしながら自立支援をしています。
「うちの子、場所になじめるかな」
と心配する方は多いと思いますが、他の場所では入室すらできない子が、Kokuaならすんなり入ってくることも。
遊びを取り入れながら、楽しく進めていくので、初回でも笑顔で過ごす子が多いですよ。
- 学校の体育館に入れるようになってイベントを楽しめるようになったんです!
- 他害行為や自傷行為があったけれど、比較的落ち着いてきて嬉しいです!
と、ご報告をいただき、ご家族、お子さまともに笑顔が増えてきたことが嬉しい限りです。
- 「Kokuaに通う回数を増やそうかな!」という前向きな方
- 同じクラスの方にご紹介してくださる方
など、Kokuaの輪が広がりつつあり、利用者さまや保護者の方に感謝の気持ちでいっぱいです。
取り組みを理解していただき、困っているご家族の力になっていることを実感しています。
あたたかくお迎えしますので、ぜひ一度、体験してみてくださいね。
あなたのお悩みが改善しない理由
- とにかく入れそうな事業所を探す
- 自分なりに調べた方法を試す
- 病院で相談する
- 徹底的に家庭環境を本人に合わせる
このような努力をされても、お悩みが改善しないのはなぜでしょうか?
それは、お子さまご本人に合った適切なアプローチができていないから。
病院に頼っても、検査ができたところで、具体的な対処方法までは細かくレクチャーしてもらえないでしょう。
かといって家や事業所などで毎日好きに活動し、同じことを繰り返すだけでは今と何も変わりません。
- 問題行動が起きないように
- 本人が混乱しないように
と、家庭環境を徹底的に合わせるのは、おうちの中では楽かもしれませんが、おうち以外の環境では特性が強く出てしまい、ご本人がパニックになってしまうことも。
一人ひとりに合った適切なアプローチ方法を見つけるために、経験豊富なプロを頼るのがおすすめです。
一人ひとりに合わせた自立支援をご提供
これらを踏まえ当事業所では、ご本人ができることを伸ばして、スキルを増やし、なるべく自立して活動できるよう支援いたします。
- 望む人生を生きられるように
- 自分でやりたいことを選択できるように
輝く未来を描きながら、お子さまが豊かな人生が送れるよう、全力でサポートしていきます。
場所をわきまえず寝てしまったり、暴れたりしていた子が、半年ほどで以前よりも落ち着くようになることも多いです。
また、当事業所に通っていくうちに自分なりの気持ちの静め方を見つけたケースも。
個人差はありますが、お子さまが良い方向へと変わっていける環境をご用意いたします。
お子さま一人ひとりに合わせたサポートをしていくので、安心してお越しくださいね。
利用者さまの声
「笑顔が多くなり言葉で伝えようという意欲が増えました!」Kさん(支援学校3年生)
また息子は初めての場所が苦手で、最初はKokuaの建物に入ることができるか、心配でした。 でも、連れていくとすんなり部屋に入ってくれて安心しました。 慣れるまで週1回利用していましたが、Kokuaにも慣れ、楽しそうに活動しているみたいなので、今では週2回利用しています。
「大声を出してその場から逃げようとすることがほとんどなくなりました!」Mさん(支援級1年生)
以前は「嫌だ嫌だ!」と大声を出してその場から逃げようとすることがありましたが、Kokuaを利用して2ヶ月経った今ではほとんどなくなりました。 また、学校の体育館に怖くて入れなかったのが、Kokuaを利用してから入れるようになりました! 1年生との交流授業(体育、音楽、図工)も参加できるようになり、嬉しく思っています。 Kokuaでは本人に分かるようにイラストでの視覚的なスケジュールを提示して頂き、見通しを持って活動できるようになりました。
「家で癇癪を起すことがなくなり、勉強でもついていける部分が増えました!」Oさん(普通級3年生)
Kokuaを利用して半年経った今では、Kokuaを利用した後は家で癇癪を起こすことがなくなりました! 他の事業所を利用した後だと宿題を家に持ち帰ってやりたがらず泣いてしまいますが…。 作業療法士さんの訓練で箸を使えるように訓練していたり、ズボンの紐を結べるようになりました! などの変化があり、Kokuaを利用して良かったと思っています。
「『自分で考えて自ら行動する力』がついたと感じています!利用して本当に良かったです!」Sさん(支援級1年生)
落ち着きがなく、こだわりが強かったり、情緒が不安定だったりなど…人との関わりが難しい時があります。 Kokuaの先生方は息子の良いところを見つけて前向きな声かけをしてくださったり、息子に合わせて柔軟に対応してくださいます。 また、利用する毎に写真と活動の記録を送ってくださり、利用時に息子がどのような様子だったのかわかりやすく伝えてくれます。 相談にも親身にのっていただけるので、いつも感謝しています。 Kokuaでの利用を始めてから、【自分で考えて自ら行動する力】がついたと感じています。 以前は自分から進んで何かを行うことや、時間に合わせて行動することが苦手でした。 Kokuaでは一人ひとりに合わせたスケジュールがあり、それをこなしていくことで段々と息子にも身についてきたのだと思います。 先生方のおかげで変化が見られました。 利用して本当に良かったです。 放課後等デイサービスの利用を検討している方におすすめしていきたいです。
「参考になる家庭での関わり方や気付きがたくさんあり、とても助かっています!」Tさん(支援学校1年生)
スケジュールやタイマーで見通しがつく環境で本人も安心しストレスなく通うことができています。 言葉の遅れから相手にうまく気持ちや要求を伝えられず癇癪やパニックにつながることが多かったのですが、Kokuaさんでのペクスを用いたコミュニケーションの練習の積み重ねで自信がついたようで、その場に適した言葉の表現も少しずつ増えてきたように思います。 また急な予定の変更などあえて苦手なことも活動に取り入れ練習していただいているので、自分なりのルーティンやパターンが崩れても気持ちを切り替えられるようになってきたと思います。 そしてKokuaさんでの子どもの様子や先生方とのお話の中で、家庭での関わり方の参考になることや気付きもたくさんありとても助かっています。
「Kokua」の5つのこだわり
①集団の中で行う一人ひとりに合わせた個別療育
アセスメント(個々の自閉症の特性やスキルやニーズを理解するための検査)を通して、本人に合わせた方針やスケジュールを作成します。
- どういう特性を持っているか
- どういう支援を必要としているか
をしっかり念頭に置きながら、一人ひとりのオリジナルシートを作成し、支援を組み立てています。
たとえば、
- 手先が不器用な子は作業療法士の訓練を入れる
- スケジュールがタイトすぎると感じた子は適宜調整する
というように、みんなが同じことをするのではなく、オーダーメイドのように一人ひとり随時調整しながら支援するのです。
また、当事業所では、集団とのつながりも大事だと考えています。
そのため、1対1(大人対子ども)の療育のみを行うのではなく、集団の中で子ども同士で遊ぶという療育も行います。
一人ひとりの段階に合わせてステップアップした取り組みをしていくので、
「ここまでうちの子に合うように変えてくれるなんて感激です!」
と保護者の方から嬉しいお声をいただくことも。
個々に合わせた変化を惜しみなくご提供いたします。
②常にブラッシュアップ!科学的根拠に基づいたアプローチを使用
当事業所では「TEACCH※1」と「ABA※2」という科学的根拠のあるメソッドを取り入れています。
当事業所のスタッフは1ヶ月に1回の頻度で外部の3名の専門家の方から、そのメソッドを学んでいます。
事業所内でのつまずき事例があれば、専門家の方のアドバイスを得て、支援方法を検討。
よりよい支援へとつなげていくため、支援内容が常にブラッシュアップされています。
※1 TEACCHとは:アメリカ最先端の自閉症の方々やご家族・支援者を対象にした自閉症の包括的支援プログラム。
※2 ABAとは:「応用行動分析学」。子どもの療育分野で世界的に用いられている。
③綿密なスタッフ連携でいつも安心安全をお約束
「担当スタッフや通う日によって支援の方法が違う…」
というお困りごとを聞くことがあります。
Kokuaではお子さまの支援にバラつきがないよう、支援を統一。
- 毎日の振り返り
- 次の見立て
- 緻密な情報共有
など、誰がいつ支援に入っても同じように対応できるよう、スタッフ同士でしっかり共有。
お子さまが困らないよう、スタッフ間でしっかり把握して連携しているので、ご安心くださいね。
④PECS®でのコミュニケーション支援が可能
- 言語コミュニケーションが難しい
- 言語が少し不明瞭
というお子さまの場合、必要であればPECS®(絵カード交換式コミュニケーションツール)でのコミュニケーション支援も可能です。
「外食のときにPECS®を使って注文する」など、コミュニケーションツールの1つとして、PECS®で気持ちを伝えられると、成功体験に。
訓練や練習をスタッフと一緒に進めていくので、しっかり身につきますよ。
もちろんご自宅で使いたい場合も、ご相談に乗りますので、お気軽におっしゃってくださいね。
⑤本人が望む未来を生きられるような自立支援を
事業所の中では、いろいろな人や場面や場所を意識して、お子さまに取り組んでもらっています。
それはひとえに、ご本人が望む未来を生きられるような自立支援を提供したいから。
そのため自立スキルの習得に力を入れています。
①1対1のエリアでサポートを受けながら新しいスキルにチャレンジする
②自立エリアで1人でやってみる
③共有スペースで他のお友達と並びながらやってみる
というように、3ステップでの習得を支援。
- もっと伸ばしていけたら強みになるところ
- 将来つまづきそうなところ
などを見据えてしっかり計画し、将来できる限り豊かな生活が送れるようサポートします。
1日の流れ(Aさんの活動例)
①おあつまりの会
手洗いを済ませたら、今日の日付、事業所に来る予定のお友達や来客を確認します。
ルールのあるゲームやソーシャルスキルトレーニング(SST)、話す・聞くなどの練習を行います。
Aさんは話す順番がバラバラで相手に伝わりにくいこともあるため、5W1Hを使って話す練習も行っています。
②1対1の活動
お子様のできることを増やすため、初めて行う課題、もう少しで1人でできそうな課題を1対1で教えます。
Aさんは靴紐を結べない等、指先の不器用さがあり、作業療法士と微細運動のトレーニングを続けています。
③選ぶ活動(トランプ)
ご自身で活動を選び、じっくり遊んでもらいます。
この日はカードゲームを楽しみました。
言葉で自分の気持ちをうまく伝えられない方は、代わりに絵や写真のカードを使って好きな活動を選びます。
ご自身で選ぶ機会を大事にしています。
④スケジュールチェック
個別のスケジュールがあり、ご本人が理解しやすい情報スタイルに合わせて提示の仕方も変えています。
Aさんは文字の理解があり、チェックすることで今の活動を確認できるのでチェックリスト式でスケジュールを提示しています。
⑤おやつ
おやつを食べます。
コミュニケーションが苦手な方は、絵カードでお菓子の選択や要求を練習する機会としても活用しています。
⑥ 宿題
ご希望があれば、宿題を行う時間を確保します。
Aさんはコミュニケーションに課題があるため、「教えてください」と書かれたカードを渡すことで、相手に向けて発信できるよう必要な支援を行っています。
⑦ 運動の時間
体を動かします。
お友達と一緒に運動することもあり、ルールや順番を待つなどの社会性も育みます。
終了後は水分補給と1対1の活動をします。
⑧DVDの時間
視聴したいDVDをご自身で選びます。
⑨帰りの会
忘れ物をしてしまうため、忘れ物をしないようスケジュールに入れています。
自分の物の管理ができるよう自分で片付けてもらいます。
その後、帰りの会を行う事で、今日の活動は終わりという区切りをつけます。
⑩帰る(送迎)
ご希望があればご自宅まで送迎します。
送迎範囲については基本的に秋田市内ですが、ご相談ください。
よくある質問
Q.送迎は可能ですか?
A.秋田市内の送迎は可能です。それ以外の地域の方についてはご相談ください。
Q.自閉症の診断がなくても利用できますか?
A.自閉症と診断された方だけでなく、診断がなくても自閉症の特性や傾向が見られる方、行動面でつまずきがある方はご相談ください。
Q.小学校5年生以上でも利用できますか?
A.申し訳ございません。
サービス利用の対象は小学校5年生までのお子様となっております。
今後、小学校5年生以上のお子様を対象とする福祉事業所も開所予定です。
Q.受給者証がなくても利用できますか?
A.受給者証がないとご利用いただけません。
ご予約・お問い合わせの流れ
①お電話または公式LINEから問い合わせる
②見学・体験利用する
※体験利用では、お子様の特性を理解するためのアセスメントを取らせて頂きます。
③相談支援専門員、秋田市基幹相談支援事業所(市役所)に利用希望であることを伝える
③利用開始(契約書を交わし、個別支援計画を立てます)
LINEでご予約・お問い合わせの方へ
①「LINEアカウント」の友達追加をお願いします。
②「Kokuaの見学・体験を予約したいです」とメッセージをお送りください。
メッセージ確認後、お返事をお送りいたします(※お問い合わせの場合はご用件をお送りください)。
※お電話の方は018‐893-6850までおかけください
最後に
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
これまで、たくさんのお子さまの前向きな変化を見てきました。
重度の自閉症で支援学校に通っているお子さまについて、相談員さんに、
「久々にお会いしたら、驚くほど変わりましたね!別人みたいです!」
と、ご報告していただいたこともあります。
気持ちが赴くままに自由に行動していた子が、スケジュールにしたがって活動できるようになることも。
ときには、いろいろな方法を試してもうまくいかないときがありますが、スタッフ同士で、
「こうやったらいいんじゃない?」
と意見を出し合い、一人ひとりと向き合っています。
今までできなかったことができるようになったお子さまの姿を見たときは、スタッフ全員、心の底から嬉しくなります。
今どんなに苦しくて、つらい思いを抱えていても、
「絶対にあきらめてほしくない!」
と、わたしたちは思っています。
ご家庭で「どうしたらいいのか分からない」と思い悩み、疲弊している方は、ぜひわたしたちを頼ってください。
体験もできますので、まずは来ていただき、雰囲気をじっくりと感じていただければと思います。
「Kokua」は、ハワイ語で
- 協力する
- さらに引き出す
- スキルを習得する
という意味。
そんなふうにお子さまと向き合い続けようと、思いを込めて名付けました。
お子さまと、ご家族全員が望む未来を描くために、まずは一歩踏み出してみませんか?
お問い合わせだけでもかまいません。
あなたからのご連絡をお待ちしております。
Kokuaスタッフ一同
事業所案内
事業所名 | 自閉症特化型 多機能事業所Kokua |
所在地 | 〒010-1425 秋田市御野場新町3丁目13ー5 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 土日祝 |
そのほか(駐車場の有無など) | 駐車場6台あり ※ナイスさん方面から「パパ・パティシエ」さんのケーキの看板を右折し、3つ目の角を左折するとすぐ右手にあります。 |